リビングに中華料理店クラスの巨大フード付き換気扇を取り付けた!冬だけど、部屋の中で焼き肉や鍋がしたい!いや、冬だからこそ外は寒いし部屋の中がいいのだ。そして自作フード換気扇の下で最強火力の自作ペール缶送風式ウッドガスストーブを焚いて鍋をしました!
寒いから暖房したいけれども電気もガスも灯油もみんな高いです。だから暖房を入れるのは大体リビングだけです。そして冬場は洗濯物も乾きにくいし暖房が効いているリビングに部屋干しすることも多いのです。ドラム式の洗濯乾燥機とかそんないいものはないし。
そして、冬場の晩御飯は何と言っても鍋。あったまるし、おいしいし、毎日鍋でもいい。できれば焼肉もしたい。しかし、リビングで鍋、ましてや焼肉なんかをしたら大変です。煙や臭いがこもるし部屋干しの洗濯物にも臭いがついてどうしようもない。だったら巨大フード付きの強力な換気扇。それしかないでしょ。それですべて解決です。これを作るしかないと思って作りました。
巨大なフードはブリキ板を3枚使って製作しました。天井からつるすのが結構大変でしたが何とかつるせました。これに直径15cmのダクトを付けて、強力なダクトファンをサッシに取り付けて換気します。ダクトファンはAmazonで速度可変型のものを18000円ぐらいで買いました。ちょっと高かったですが強力です。
このフードの下ならば鍋はもちろん焼肉をやっても全然問題ないです。さらに試してみたかったことは送風式ウッドガスストーブを焚いてみることです。ペール缶を用いた送風式ウッドガスストーブは強力な送風で二次燃焼させるので、煙や臭いのない大規模な完全燃焼が実現できることはすでに実証済みです。これまでキャンプでも数回使用し、湿った枝や生木や豆炭など、どのような燃料でもうまく燃えましたし、調理にも使いました。合計十数時間使用したと思います。屋外で使用したところではきれいな燃焼が簡単に実現できるという印象を持っています。それで、これは室内の暖房にも使えるのではないかと考えてやってみました。前回製作した外筒がペール缶、内筒がトタンバケツのものを基本にして、部分的に改造して実験しました。送風ファンは室内なのでコンセントを利用し、100VのACファンを回してより強い風が送れるものにしました。それに伴って内筒上部の空気吹き出し穴も多くしました。木ガスの拡散を抑えるためのファイヤーリングをペール缶の蓋に穴をあけて製作しました。燃料は均質な松の木質ペレット(コーナンの猫砂)を実験的に使いました。
結果ですが、調子の良い時は臭いも煙もなくいい感じですがともかく室内で燃焼させるには火力が強すぎました。上で鍋をしましたが煮えたぎってとても使いづらいです。換気用のフードが熱くなりすぎるので扇風機で熱気を横に飛ばしました。外気温10度ほどの日でしたがすぐに室内温度は27度くらいになり、暑いくらいになりました。しかし、燃料の消費が激しく5リットルほどの猫砂が1時間半くらいで燃え尽きました。燃焼の規模に対して風が強すぎたり弱すぎたりして風量と火の大きさのバランスが取れず、調子が悪くなると臭いや煙が発生して大変なことになります。屋外で使用していた時もたまにこういうことはありましたが、煙や臭いは全然気にならなかったので問題視していませんでした。しかし室内で一たびこういうことになるとあっという間にとんでもない状態になります。いくら巨大なフードと強力なダクトファンで換気してもダメで窓を全開して風を通さないといけませんでした。また扇風機で熱気を横に飛ばしていたためか、排気と共に出た灰が室内全体に広がり、床が灰でじゃりじゃりした状態になりました。ぞうきんがけをしましたが、そのぞうきんを洗った水は泥水のようになりました。今の状態では室内暖房として使えないです。あまりに火力が強すぎてどうしようもないです。もっと内筒を小さくして燃焼の規模を小さくしないと室内では実用にならないと思いました。今後も改良を重ねていきたいと思います。
★目次
00:00 自作巨大フード付き換気扇をリビングに設置
00:25 トタン板の加工
03:28 フードの取り付け
05:01 痛んだ部分の修理
05:40 アイストラップを天井につけてフードをつるす
06:17 フードにつけるダクトファン
06:54 ダクトファンをサッシに取り付ける
07:28 150mmΦアルミダクトの接続
08:14 ペール缶送風式ウッドガスストーブを点火してみる
09:49 送風穴の向きを右下に改良してテスト
11:45 鍋をしたが風量調整の失敗で煙発生
15:27 燃焼筒を小さくして再挑戦したい
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